「若いころに入った保険を、そのまま続けている」「保険料が家計の負担になっているけれど、どこを見直せばいいかわからない」。50代になると、こうしたご相談がぐっと増えます。
50代は、子どもの独立、住宅ローンの完済、定年や親の介護など、暮らしの前提が大きく変わる時期です。必要な保障も変わるのに、保険だけが20代・30代のころのまま、というご家庭は少なくありません。この記事では、松山の「保険のぽると」で実際に行っている見直しの手順を、事例とチェックリストでまとめました。
この記事でわかること
- 50代で保険を見直したほうがよい3つの理由
- 見直しの3ステップ(洗い出し→必要保障の整理→切り替え)
- 実際のご相談事例(松山市・50代ご夫婦)
- 自分でできる50代の保険チェックリスト
50代で保険を見直したほうがよい3つの理由
1. 必要な死亡保障が小さくなっている
子どもが独立し、住宅ローンも団体信用生命保険(団信)でカバーされている場合、子育て期と同じ大きな死亡保障は必要ないことが多くなります。必要以上の保障に保険料を払い続けると、そのぶん老後資金を準備する余力が減ってしまいます。
2. 医療・がん・介護の保障が「今の治療」に合っていない
入院日数は短くなり、通院や外来での治療が増えています。古い医療保険やがん保険には、通院や先進医療、抗がん剤治療への保障がないものもあります。死亡保障を減らす一方で、医療・介護の備えを今の治療に合わせて整えることが、50代の見直しの中心になります。
3. 健康なうちほど選べる保険が多い
健康診断で再検査や持病が増えると、新しく入れる保険の条件は厳しくなります。持病があっても入りやすい保険はありますが、保険料が割高になったり保障が限られたりします。見直しを考えるなら、元気な今がいちばん選択肢の多いタイミングです。
見直しの3ステップ
ステップ1:今の保険をすべて洗い出す
保険証券や「ご契約内容のお知らせ」を集め、「誰に」「何の保障が」「いくら」「いつまで」ついているかを一覧にします。会社の団体保険、共済、住宅ローンや火災保険に付いている保障も忘れずに。ここで重複や、使う見込みのない特約が見つかることがよくあります。
ステップ2:これからの暮らしに必要な保障を決める
子どもの独立状況、住宅ローンの残高と団信、配偶者の収入、貯蓄額をもとに、本当に必要な死亡保障の額を計算します。そのうえで、医療・がん・介護にどこまで備えるかを決めます。50代後半からは、介護や認知症への備え、若いころの終身保険を「払済保険」にして保険料の支払いを止める方法なども選択肢になります。
ステップ3:保障の空白をつくらずに切り替える
切り替えは「新しい保険の審査・保障開始を確認してから、古い保険を解約する」順番が鉄則です。先に解約してしまうと、審査に通らなかったときに無保険になってしまいます。解約返戻金がある保険は、解約・減額・払済のどれが有利かも比べて判断します。
ご相談事例:松山市・50代のご夫婦
ご主人52歳(会社員)、奥さま50歳(パート)。お子さまは独立し、住宅ローン残高は約800万円(団信加入済み)。「25年間、なんとなく続けてきた保険を整理したい」とのご相談でした。
見直し前(主な7契約)
- ご主人:終身保険(死亡2,000万円)、定期保険(死亡1,000万円)、医療保険(入院日額1万円)、がん保険(診断給付金200万円)
- 奥さま:終身保険(死亡1,000万円)、医療保険(入院日額5,000円)、がん保険(診断給付金100万円)
- 保険料:月67,000円
このほかに収入保障保険や傷害保険もあり、死亡保障は合計で4,000万円を超えていました。医療保障の重複や、上皮内がんが対象外の古いがん保険も見つかりました。
見直し後
- ご主人:収入保障保険(月10万円・65歳まで)、医療保険(入院日額5,000円)、がん保険(抗がん剤治療の保障付き)
- 奥さま:終身保険(死亡300万円)、医療保険(入院日額5,000円)、がん保険
- 保険料:月24,300円
保険料は月4万円以上軽くなり、ご夫婦はその分でNISAとiDeCoによる老後資金づくりを始められました。個人年金保険は老後資金として続けています。
※実際のご相談をもとに、個人が特定されないよう一部を変えています。見直しの効果は人によって異なり、保障内容の変更を伴います。
50代の保険チェックリスト
死亡保障
- □ 子どもは独立しているか(教育費の残りはいくらか)
- □ 住宅ローンの残高と、団信に入っているか
- □ 配偶者の収入と、遺族年金の見込み
- □ 今の貯蓄額
医療・がん・介護
- □ 通院や外来での治療に対応しているか
- □ 先進医療の特約がついているか
- □ がんの診断給付金は複数回受け取れるか、上皮内がんも対象か
- □ 介護や認知症への備えをどうするか決めているか
- □ 複数の契約で同じ保障が重なっていないか
保険料とお金
- □ 更新型の保険は、次の更新でいくらになるか
- □ 退職後も無理なく払える保険料か
- □ 解約返戻金のある保険の活かし方(継続・減額・払済)を検討したか
ひとりで判断しにくいときは
長く入っている保険ほど「当たり前」になり、自分では見直しにくいものです。保険のぽるとでは、30社以上の保険会社の商品を比べながら、今の保険を続けたほうがよい場合はそのままお伝えしています。来店・オンラインのどちらでもご相談いただけます。
- 保険のご相談(保険のぽると):初回無料。保険証券をお持ちいただくと具体的にお話しできます
- 家計全体や老後資金まで含めたご相談(家計屋本舗のFP相談):90分11,000円(税込)
ほかの窓口で提案を受けて、迷っている方へ
提案書や保険証券をお持ちいただければ、内容を一緒に読み解きます。今の内容で十分なら「このままで大丈夫です」とお伝えします。
→ 保険のセカンドオピニオンについて
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