10月から11月にかけて、保険会社から「生命保険料控除証明書」が届きます。年末調整で保険料控除を受けるために欠かせない書類ですが、「見方がよくわからない」「毎年なんとなく書いている」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、保険のぽるとのFPが、控除証明書で見るべきポイントと、年末調整の申告書の書き方をわかりやすく紹介します。手元に控除証明書を用意して、読みながら確認してみてください。
この記事でわかること
- 生命保険料控除のしくみと3つの区分
- 控除証明書で見るべき3つのポイント
- 年末調整の申告書の書き方
- 書き忘れたときの対処法
生命保険料控除とは?
1年間に支払った生命保険料に応じて、所得税と住民税が軽くなるしくみです。対象になる保険は、次の3つの区分に分かれています。
- 一般生命保険料:死亡保険、学資保険など
- 介護医療保険料:医療保険、がん保険、介護保険など
- 個人年金保険料:一定の条件を満たす個人年金保険
区分ごとに控除の上限があるため、「どの区分の保険に、いくら払っているか」が大切になります。
控除証明書で見るポイントは3つ
① 区分(一般/介護医療/個人年金)
証明書には、その保険がどの区分にあたるかが記載されています。
② 新制度か旧制度か
2011年12月31日以前に契約した保険は「旧制度」、2012年1月1日以降に契約した保険は「新制度」となり、控除額の計算方法が異なります。
③ 「証明額」と「申告額」
証明書には2つの金額が書かれていることがあります。
- 証明額:発行時点までに支払った保険料
- 申告額:12月末まで支払った場合の見込み額
年末調整では、通常「申告額」を使います。
控除の上限額(新制度の場合)
| 所得税 | 住民税 | |
|---|---|---|
| 区分ごとの上限 | 40,000円 | 28,000円 |
| 3区分の合計上限 | 120,000円 | 70,000円 |
たとえば、医療保険だけに加入している方は「介護医療」の枠しか使っていないため、ほかの枠はまだ空いていることになります。
2026年分の特例:23歳未満の扶養親族がいる方は、一定の条件のもと、一般生命保険料(新制度)の所得税の控除上限が4万円から6万円に引き上げられています(3区分合計の上限12万円は変わりません)。対象になるかどうかは、勤務先の案内や国税庁の情報をご確認ください。
年末調整の書き方
勤務先から配られる「給与所得者の保険料控除申告書」に、控除証明書の内容(保険会社名、保険の種類、区分、新・旧、申告額)を書き写し、証明書の原本を添えて提出します。
電子で年末調整を行う会社では、保険会社のマイページなどからダウンロードできる電子の控除証明書が使える場合もあります。
火災保険に地震保険をつけている方は、損害保険会社から届く「地震保険料控除証明書」もあわせて確認しましょう。
書き忘れた・提出が間に合わなかったら?
年末調整に間に合わなかった場合でも、確定申告をすれば控除を受けることができます。過去の分も、一定期間内であれば還付申告で取り戻せる場合があります。詳しくは税務署や税理士にご確認ください。
控除の枠、ちゃんと使えていますか?
控除証明書は、今の保険を見直すよい機会でもあります。
- 保険の区分がかたよっていないか
- 旧制度の契約をそのまま続けたほうがよいか
- 家族構成の変化に、保障が合っているか
「自分の場合はどう書けばいい?」「この保険はどの区分?」と迷ったら、控除証明書を持ってご相談ください。保険のぽるとでは、証明書の見方や申告書の書き方のご相談も承っています。
- 保険のご相談:初回無料(ご契約者様はいつでも無料)
- 来店・オンラインどちらでも。控除証明書は写真やコピーでも大丈夫です
保険のぽると 089-924-0606(10:00〜18:00、火曜・水曜定休)
愛媛県松山市衣山1丁目188 パルティ・フジ衣山1F(無料駐車場 約1,000台)
※本記事は一般的な税制の解説です。個別の税務については税務署または税理士にご確認ください。







